今朝の朝日新聞も東京新聞も三原じゅん子の「八紘一宇」
発言を問題にしている。
朝日新聞は「戦時中のスローガンを国会でなぜ?」と
書いているが、「なぜ?」と問うなら三原が使った「文脈」
を紹介しなければならないが、それはしない。
「単語」のみ問題にしている。
文脈を見れば、弱肉強食のグローバル資本主義に、歯止めが
必要だという、トマ・ピケティに似た趣旨がわかる。
だが、朝日新聞は安倍政権の弱者無視の経済政策を擁護
したいらしく、文脈無視で、単語のつまみ食いをして、
三原じゅん子の主張を潰してしまった。
東京新聞の方がGHQの洗脳度が高いので、もっと大々的な
記事になっているが、「侵略戦争を正当化」
「八紘一宇 国会質問」「アジア民衆の心を刺す」
「歴史的文脈無視は危険」と仰々しく書き殴り、
ヒステリックな「言葉狩り」に終始している。
こちらも三原じゅん子の主張の趣旨、「八紘一宇」を使った
文脈は、無視している。
この異様なまでに「八紘一宇」という単語を危険視し、
単語そのものを消滅させようとする情熱は何なのか?
これこそが、泉美木蘭さんが、『新戦争論1』を読んで
浮かび上がった疑問点に通じているので、
今夜8時からの生放送で語ってみよう。
それにしても、泉美木蘭さんの提出した3つの疑問点は、
見事に現在の日本の言論空間の病を象徴していて、
本当はこの疑問に答えるだけで一冊の本が作れるくらいの
問題点である。
たった1時間の生放送で説明できるだろうか?